静岡県立大学、神戸大学、Noster株式会社の共同研究チームは、腸内細菌によって食事脂質由来のリノール酸から産生される代謝物HYA (10-hydroxy-cis-12-octadecenoic acid)が、脂肪細胞内のAMPKを活性化することで脂肪細胞の肥大を抑制することを明らかにしました。これにより、肥満や代謝性疾患の新たな治療の可能性が期待されます。本研究成果は国際学術誌「Nutrients」に掲載されました。
論文タイトル:A Gut Microbial Metabolite HYA Ameliorates Adipocyte Hypertrophy by Activating AMP-Activated Protein Kinase.
DOI:10.3390/nu17081393